スコットランド1部セルティックで活躍する日本代表FW古橋亨梧選手が、フランス1部リーグ・レンヌへの完全移籍を決定的にしました。メディカルチェックを通過次第、正式契約を結ぶ見込みです。セルティックで数々の功績を残した古橋選手が、新天地でどのような挑戦を繰り広げるのか期待が高まります。
古橋亨梧選手の仏レンヌへの移籍が決定的~移籍金は?
スコットランドの名門セルティックFCに所属する日本代表FW、古橋亨梧選手のフランス・リーグアンのスタッド・レンヌへの完全移籍が2025年1月23日に決定的となりました。
メディカルチェックをクリアできれば、正式契約が結ばれる見込みです。フランスのメディアでは、移籍金は1200万ユーロ(約19億5000万円)と報じられています。
早ければ1月25日のモナコ戦でデビューする可能性があり、実現すれば大阪・興國高校の同級生でもある日本代表MF南野拓実選手(3との日本人対決が実現することになります。
Kyogo Furuhashi.
The best since Larsson.
Certified hun skelper.
Good luck and Goodbye legend 😢🍄💚🤍 pic.twitter.com/qyswKHMfgo— Gerrard Williamson (@Geeedawwg) January 23, 2025
セルティックでの輝かしい実績~4季連続2桁ゴール達成
古橋選手は2021年にヴィッセル神戸からセルティックに加入しました。
2年目の2022-23シーズンにはリーグ戦27ゴールを挙げ、見事、得点王に輝きました。
今シーズンもここまでリーグ戦10ゴールを記録し、4季連続での2桁ゴールを達成しています。
セルティックでは3年半で公式戦85ゴールを記録しており、その得点能力は高く評価されています。
ステップアップを求めた移籍 ~5大リーグへの挑戦
古橋選手の加入後、セルティックは2021-22シーズンからリーグ戦3連覇を達成し、今シーズンも2位レンジャーズに勝ち点差13をつけて首位を独走しています。
一方で、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では苦戦を強いられていました。
クラブはCLでの躍進に向けて古橋選手を貴重な戦力と考えていましたが、昨夏にはマンチェスター・シティへの移籍の可能性が浮上するなど、常にステップアップを求めていた古橋選手は、かねてから希望していた5大リーグへの挑戦を決断したようです。
移籍先レンヌの状況 ~浮上の起爆剤として期待
移籍先のレンヌは、2021-22、2022-23シーズンにはリーグアンで4位と躍進し、CLにも出場しました。
しかし、今シーズンはここまで14位と低迷しており、入れ替えプレーオフ圏の16位サンテティエンヌとは勝ち点17で並んでいます。
かつてチリ代表などを率いた経験を持つホルヘ・サンパオリ監督が指揮を執っており、チームの浮上の起爆剤として古橋選手の得点力に大きな期待を寄せています。
サンパオリ監督自身も古橋選手の獲得を認め、「彼はチームに厚みをもたらしてくれる選手だ」と高く評価しています。
セルティック主将の惜しむ声 ~「トップクラスの選手」
古橋選手の移籍に対し、セルティックの主将カラム・マグレガー選手は「彼はトップクラスの選手だ。彼のクオリティ・動き・チームの雰囲気を決めるプレーを見てほしい」
と古橋選手のパフォーマンスを称賛し、
「我々は優秀な選手全員をできる限り長く引き留めたいと考えている。クラブは彼を引き留めるために全力を尽くすだろうと確信している」
とコメントし、クラブとして古橋選手の残留を強く望んでいたことを明かしました。
古橋選手のラストマッチか?~ 幻のハットトリック
古橋選手はレンヌ移籍が決定する直前の2025年1月22日に行われたCLヤングボーイズ戦に先発出場しました。
この試合ではオフサイド判定やVARによって前半だけで3度の“ゴール”が認められないという珍事に見舞われました。
後半30分に交代しましたが、結果的にこの試合がセルティックでのラストマッチとなりそうです。
ジョタ選手のセルティック復帰の可能性 ~古橋選手の穴埋めか?
一方、レンヌに所属するポルトガル人FWジョタ選手には古巣セルティックへの復帰の可能性が浮上しています。
これは古橋選手のレンヌ移籍に伴い、セルティックがその後釜としてジョタ選手に白羽の矢を立てたと報じられています。
ジョタ選手はかつてセルティックで主力として活躍していましたが、その後移籍した先では出場機会に恵まれていませんでした。
古巣復帰が実現すれば、2022-23シーズン以来の復帰となります。
🚨🔴⚫️ Rennes complete deal in excess of €10m for Kyogo Furuhashi from Celtic.
Jota joins Celtic for €10m plus 10% sell-on clause, back to the club ⚪️🟢 pic.twitter.com/HMoQ4nFxnS
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) January 23, 2025
これらの情報を総合的に見ると、古橋選手のレンヌ移籍は、選手本人のステップアップへの強い意志と、両クラブの思惑が一致した結果と言えるでしょう。
新天地での古橋選手の活躍、そして南野選手との日本人対決に期待が高まります。
古橋亨梧選手のプロフィールと経歴
プロフィール
- 生年月日:1995年1月20日
- 出身地:奈良県生駒市
- 大学:中央大学卒
- 現クラブ加入日:2021年 (セルティックFC)
- 身長: 170 cm
- 体重: 63kg
- 本名: 古橋 匡梧(ふるはしきょうご)
経歴
所属
アスペガス生駒FC→興國高校→中央大学→FC岐阜→ヴィッセル神戸→セルティックFC
代表歴
- 2019年:日本代表(11月19日ベネズエラ戦でA代表デビュー)
- 2013年:全日本大学選抜
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