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サッカー日本代表2026W杯組み合わせが決定 12月5日抽選会の結果

2026年6月11日(木)に開幕するFIFA2026W杯の組み合わせ抽選会が12月5日(金)12:00(現地時間)よりワシントンD.C.で行われ、サッカー日本代表はグループFに入ることが決定しました。この記事ではその詳細について書いています。

F組(初のポット2)でオランダと激突

2026年に開催される北中米ワールドカップの組み合わせ抽選会が、日本時間6日未明にアメリカ・ワシントンで行われ、日本代表はF組に入りました。オランダ、チュニジア、そして欧州プレーオフB勝者(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアのいずれか)と同組になることが決まり、いよいよ本大会へ向けた戦いの構図が明確になりました。

今回は、F組の詳細、対戦相手の特徴、試合会場の気候の影響、さらに日本が勝ち上がった場合の決勝トーナメントの展望まで、深掘りしていきます。

(Xより引用)

各組のグループ分け

2026年北中米ワールドカップは、過去最多となる48チームが出場する大規模大会となります。今回の抽選により、以下のような12組のグループ分けが決定しました。

A組

  • メキシコ(9大会連続18回目)
  • 南アフリカ(4大会ぶり4回目)
  • 韓国(11大会連続12回目)
  • 欧州プレーオフD(デンマーク、北マケドニア、チェコ、アイルランド)

B組

  • カナダ(2大会連続3回目)
  • カタール(2大会連続2回目)
  • スイス(6大会連続13回目)
  • 欧州プレーオフA(イタリア、北アイルランド、ウェールズ、ボスニア・ヘルツェゴビナ)

C組

  • ブラジル(23大会連続23回目)
  • モロッコ(3大会連続7回目)
  • ハイチ(13大会ぶり2回目)
  • スコットランド(7大会ぶり9回目)

D組

  • アメリカ(2大会連続12回目)
  • パラグアイ(4大会ぶり9回目)
  • オーストラリア(6大会連続7回目)
  • 欧州プレーオフC(トルコ、ルーマニア、スロバキア、コソボ)

E組

  • ドイツ(19大会連続21回目)
  • キュラソー(初出場)
  • コートジボワール(3大会ぶり4回目)
  • エクアドル(2大会連続5回目)

F組

  • オランダ(2大会連続12回目)
  • 日本(8大会連続8回目)
  • チュニジア(3大会連続7回目)
  • 欧州プレーオフB(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)

G組

  • ベルギー(4大会連続15回目)
  • エジプト(2大会ぶり4回目)
  • イラン(4大会連続7回目)
  • ニュージーランド(4大会ぶり3回目)

H組

  • スペイン(13大会連続17回目)
  • カーボベルデ(初出場)
  • サウジアラビア(3大会連続7回目)
  • ウルグアイ(5大会連続15回目)

I組

  • フランス(8大会連続17回目)
  • セネガル(3大会連続4回目)
  • ノルウェー(7大会ぶり4回目)
  • 大陸間プレーオフ2(イラク、ボリビア、スリナム)

J組

  • アルゼンチン(14大会連続19回目)
  • アルジェリア(3大会ぶり5回目)
  • オーストリア(7大会ぶり8回目)
  • ヨルダン(初出場)

K組

  • ポルトガル(7大会連続9回目)
  • ウズベキスタン(初出場)
  • コロンビア(2大会ぶり7回目)
  • 大陸間プレーオフ1(コンゴ民主共和国、ニューカレドニア、ジャマイカ)

L組

  • イングランド(8大会連続17回目)
  • クロアチア(4大会連続7回目)
  • ガーナ(2大会連続5回目)
  • パナマ(2大会ぶり2回目)

F組の構成

今回の日本代表は、史上初めてFIFAランキング18位としてポット2から抽選会に参加しました。その結果、組み合わせは以下の通りとなりました。

  • オランダ(FIFAランク7位/ポット1)
  • 日本(同18位/ポット2)
  • チュニジア(同40位/ポット3)
  • 欧州プレーオフB勝者(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)/ポット4

オランダとの対戦は、2010年南アフリカ大会の0−1以来。日本にとって“借りを返したい相手”でもあります。

抽選結果を受け、日本サッカー協会の山本昌邦技術委員長は「初戦で当たるのは良かった」と前向きに評価しました。情報量が豊富な現代サッカーにおいて、日本のスカウティング能力がアドバンテージになると語り、「1位通過を目指す」と力強いコメントを残しています。

日本代表のグループステージ日程と会場

FIFAが発表した試合スケジュールにより、日本の1次リーグ3試合は次のように決まりました。

第1戦:vs オランダ

  • 6月14日(現地)/15日(日本時間)
  • 開催地:アメリカ・ダラス

※屋根開閉式&空調完備

第2戦:vs チュニジア

  • 6月20日(現地)/同20日(日本時間)
  • 開催地:メキシコ・モンテレイ

 第3戦:vs 欧州プレーオフB勝者

  • 6月25日(現地)/26日(日本時間)
  • 開催地:再びダラス

オランダ側は「日本戦はメキシコでやりたい」と語っていたクーマン監督の希望とは異なり、ダラスでの戦いに。現地メディアは落胆を隠せない様子でした。

特に気候面では、日本に有利と言えるポイントがいくつかあります。

  • 6月のダラスの平均気温:34度
  • 東京:26度(体感30度前後)
  • アムステルダム:19度

日本の選手たちは幼少期から蒸し暑い環境を経験しており、対してオランダは涼しい気候がベース。この差が大舞台でどう影響するのか、非常に注目されます。

気温と湿度は本当に体に影響します。特に湿度の違いは、呼吸のしやすさや持久力に直結します。高温多湿の環境に慣れている日本勢には、確かに大きな追い風になる可能性があります。

F組対戦国の戦力分析

オランダ代表(FIFAランク7位)

言わずと知れた欧州の強豪で、個の力も組織力も抜群です。

主な選手は以下の通り:

  • DF フィルジル・ファン・ダイク(リバプール)
  • FW コーディ・ガクポ(リバプール)
  • MF フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)
  • FW メンフィス・デパイ(コリンチャンス)

初戦のオランダ戦は“F組の天王山”になることは間違いありません。ここで勝ち点を取れるかどうかが、日本の1位突破に直結します。

チュニジア代表(FIFAランク40位)

近年アフリカ勢の中でも安定した成績を残しており、守備の組織力が高いチームです。

日本にとっては“取りこぼしてはいけない相手”である一方、アフリカ特有の身体能力と球際の強さは要注意ポイントです。

欧州プレーオフB勝者

  • ウクライナ
  • スウェーデン
  • ポーランド
  • アルバニア

どの国が来ても簡単な相手ではありませんが、実力は拮抗しており、日本が勝ち点3を狙えるカードでもあります。

欧州プレーオフの勝者は勢いに乗って本大会にやってくる傾向があり、最終戦で対戦することを考えると、ここまでにどれだけ体力とメンタルを残せるかも大きなポイントになります。

決勝トーナメント進出後も強豪が相手

F組を突破した場合の相手はC組とのクロスになります。C組の顔ぶれは前述したように以下となります。

  • ブラジル
  • モロッコ
  • スコットランド
  • ハイチ

こちらもなかなか厳しい組です。

F組1位通過の場合

ラウンド32の相手は C組2位。

順当にいけば――

➡ 前回大会4位のモロッコ

特にモロッコは守備の強度が世界屈指で、攻撃も鋭く、タフな相手です。

F組2位通過の場合

ラウンド32の相手は C組1位。

順当にいけば――

➡ ブラジル

世界最強クラスの攻撃力を持つブラジルといきなりベスト16をかけて激突…という非常に厳しいシナリオも十分ありえます。

森保ジャパンにとって、どちらのルートも険しい道であることは間違いありません。

準備力と適応力が突破の鍵

今回の組み合わせをトータルで見れば、日本にとって「挑戦しがいのある組」になったと感じられます。

オランダとの初戦が勝負の行方を大きく左右しますし、高温環境、移動距離、そして相手チームのコンディションなど、細かな部分が勝敗に影響を与える大会になりそうです。

何より、日本代表は史上初の“ポット2”で臨む立場として、これまで以上に世界から研究される存在になります。だからこそ、準備の質、体調管理、試合ごとのアジャスト力が非常に重要になりそうです。

特に、コンディショニングはパフォーマンスに直結します。今回の大会は暑さ対策やリカバリー方法が鍵を握るでしょう。最新のトレーニング機器・栄養管理・医療技術などが日本代表をどこまでサポートできるのかも注目ポイントです。

2026年のW杯は、日本サッカーが新たなステージへ進めるかどうかの大きな試金石になります。

 

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