サッカー日本代表は現地時間2025年9月9日、アメリカ代表との国際親善試合に臨み結果は0-2の敗戦で、ホスト国との連戦は未勝利に終わりました。この記事では当試合についてまとめています。
メキシコ戦からメンバー総入れ替え
日本代表(SAMURAI BLUE)は現地時間2025年9月9日、アメリカ・オハイオ州コロンバスにある「Lower.comフィールド」でアメリカ代表との国際親善試合に臨みました。
6日に行われたメキシコ代表戦をスコアレスドローで終えた日本は、中2日というタイトなスケジュールと西部から東部への移動を経ての試合でした。
森保一監督は試合前会見で「先発を総入れ替えする」と明言しており、この試合では大迫敬介、関根大輝、荒木隼人、長友佑都、望月ヘンリー海輝ら、若手と経験豊富な選手を織り交ぜた布陣でスタートしました。フォーメーションは3-4-2-1。完全アウェイの雰囲気の中でキックオフを迎えました。
前半はハイプレスも先制点を許す
序盤、日本はメキシコ戦同様に前線からハイプレスを仕掛け、伊東純也や鈴木唯人が積極的に前を追い回しました。9分には伊東のインスイングのクロスから決定機に迫り、オフサイドにはなったもののチャンスを演出します。
しかしアメリカも強度の高い守備からカウンターを繰り出し、18分にはバログン、プリシッチらが連動した崩しからゴールを脅かします。GK大迫の好セーブと荒木のブロックで失点は免れましたが、試合の主導権は徐々に相手へと傾いていきました。
そして30分、ついに均衡が崩れます。左サイドでアーフステンにシザーズで突破を許すと、クロスからゼンデハスが鋭い左足ボレーを叩き込み、アメリカが先制。日本は0-1とリードを許して前半を折り返しました。
後半はシステム変更も追加点を許す
後半、日本は長友に代えて瀬古歩夢を投入し、フォーメーションを4-2-3-1へ変更。守備でコンパクトに構え、攻撃では左サイドの前田を高い位置に押し上げて反撃を狙いました。
しかし流れをつかみきれないまま迎えた64分、プリシッチの反転ドリブルからスルーパスを通され、走り込んだバログンに決められて0-2。交代直後に痛恨の追加点を許し、試合はさらに苦しくなりました。
終盤の選手交代とチャンス
62分には鎌田大地、三笘薫、南野拓実を同時投入し、攻撃の活性化を図った日本。70分には小川航基の強烈なミドルシュートがクロスバーを直撃し、反撃ムードを高めます。
さらに町野修斗や菅原由勢を投入し、4バックへの再変更で攻勢をかけましたが、最後までゴールを奪うことはできませんでした。試合はそのまま0-2で終了し、日本は開催国アメリカに悔しい敗戦を喫しました。
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(Xより引用)
森保監督と選手のコメント
試合後、森保一監督は「選手たちはアグレッシブに戦ったが、チャンスを決めきれなかった。私の采配にも責任がある」と総括しました。
また、GK大迫敬介は「2失点してしまったことが全て。特に2点目が試合を難しくした」と振り返り、瀬古歩夢は「左サイドバックでのプレーは難しかったが、守備では対応できた」と語りました。藤田譲瑠チマも「もっとテンポを上げてチームに貢献したかった」と課題を口にしました。
今後のスケジュールと課題
日本代表は次戦、10月10日にパラグアイ代表と対戦し、その後には強豪ブラジル代表との一戦を控えています。アメリカ戦では先発総入れ替えの中で新戦力の試金石となった一方、
- ゴール前での決定力不足
- システム変更後の連動性
- 中盤でのプレッシャー回避の精度
といった課題が浮き彫りとなりました。
それでも、開催国アメリカとの完全アウェイで得られた経験は、若い選手たちにとって大きな財産となります。森保監督が語ったように「悔しさを糧に成長できるか」が、来年のワールドカップ本大会に向けた大きなテーマとなるでしょう。
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