シントトロイデン藤田譲瑠チマ選手がシュツットガルトへ移籍？ギリシャ・トルコのクラブとの競合も

ベルギー1部シントトロイデンに所属する日本代表MF藤田譲瑠チマ選手（23）に対し、ドイツ・ブンデスリーガ1部のシュツットガルトが、藤田選手の獲得に向けて水面下で動いていることが明らかになりました。この記事ではその詳細について記しています。

シュツットガルトが獲得へ本腰
遠藤航選手と同ルート
プレミアリーグへの夢も
他欧州クラブとの争奪戦も
日本代表での活躍にも期待

シュツットガルトが獲得へ本腰

日本代表MFの藤田譲瑠チマ選手が、ドイツ1部シュツットガルトへの移籍に向けて大きく動いているようです。

ドイツの関係者によると、シュツットガルトは藤田選手の守備的MFとしての完成度を高く評価しているとのこと。その関係者によると、藤田選手の正確な配球能力、豊富な運動量、そして対人プレーの強さを高く評価しており、守備的MFとして太鼓判を押しています。

すでに完全移籍に向けてクラブ間での接触が始まっているとも報じられています。藤田選手の市場価値は220万ユーロ（約3億5,800万円）と推定されています。

シュツットガルトが藤田譲瑠チマの獲得に動いているとの報道🇩🇪🔥

シントトロイデンから同クラブへの移籍となれば遠藤航と同じルートに🇧🇪✈️

📰@sponichiannex pic.twitter.com/y15kXRqK08

— Fooootest（サッカーブログ） (@Fooootest) May 12, 2025

遠藤航選手と同ルート

この移籍話の注目すべきポイントは、シントトロイデンからシュツットガルトというルートが、現在のリバプールで活躍する日本代表キャプテン遠藤航選手と同じだという点です。

遠藤選手もシントトロイデンからシュツットガルトへ移籍し、ブンデスリーガで大きく飛躍しました。藤田選手も同じ守備的MFを主戦場としており、2026年W杯北中米大会出場を目指す彼にとって、これはまさに最適なステップアップ移籍となる可能性があります。

シュツットガルトは今シーズンこそ9位に終わりましたが、昨シーズンは2位と躍進した強豪クラブです。バイエルン・ミュンヘンへ移籍した日本代表DFの伊藤洋輝選手をはじめ、DFのチェイス・アンリ選手など、日本人選手との関わりも深く、来シーズンも続投が決まっているセバスティアン・ヘーネス監督が日本人選手たちの気質を熟知していることも、藤田選手にとっては大きなプラス要素となるでしょう。

プレミアリーグへの夢も

藤田選手自身も、ステップアップへの強い意欲を示しています。先日行われたサッカー教室では、子供たちとの交流の中で「まずはサッカーを楽しむこと。その気持ちは忘れてはいけない」とメッセージを送るとともに、「成長を感じながらシーズンを終えることができたので、本当に充実していた」と今シーズンを振り返りました。

そして、自身の去就については明言を避けたものの、「代表で戦っていく上でもステップアップは自分には必要」と語っています。さらに、イベントでは子供たちを前に「25、26歳までにプレミアリーグでプレーすること」という大きな夢を披露しました。

「プレミアリーグで試合に出るだけではなく、活躍したいという気持ちがある。そのためにもその準備というか、もう一つ強度の高い、凄い選手たちがいるところで戦いたい」と、向上心の高さを見せました。

他欧州クラブとの争奪戦も

しかし、この移籍話はシュツットガルトだけが候補というわけではないようです。

ベルギーメディア『Voetbal』は、ギリシャ1部AEKアテネが藤田選手の獲得に向けてすでに接触していると報じていますし、トルコメディア『イーグルメディア』によると、トルコ1部ベシクタシュも獲得候補にリストアップしているとのことです。

日本代表OBの内田篤人氏もDAZNの番組で、「ドイツはいい選手もレベルがガッと上がるけど、ちゃんとプレーできる選手なら対等に評価してくれる」と、ブンデスリーガ移籍がプレミアリーグへの足掛かりになる可能性を指摘しています。藤田選手自身も「アーセナルのようなクラブでプレーすることが究極の夢」と語っており、ブンデスリーガでの活躍が、その夢の実現に繋がる可能性は十分にあります。