ブライトンに所属するサッカー日本代表MF三笘薫選手に対し、ブンデスリーガ・バイエルンミュンヘンやプレミアリーグ・アーセナルなどの強い関心が伝えられるなど、今夏に向けた移籍市場での去就が大きな話題となっています。この記事ではその具体的な内容について記述しています。
プレミアリーグでの活躍
ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫選手(28)が、今夏の移籍市場で複数の欧州ビッグクラブから注目を集めています。
2023-24シーズンのプレミアリーグでは、日本人として初の2ケタゴールを達成し、公式戦41試合で11ゴール4アシストという見事な成績を残しました。
三笘選手は2021年に川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍し、その後ベルギーのユニオン・サン・ジロワーズへのレンタルを経て、2022-23シーズンからブライトンの主力として活躍。クラブ通算107試合出場で24ゴール19アシストと、着実に結果を残しています。
バイエルンが移籍に本腰
ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンが、三笘選手の獲得に本格的な関心を示していると報じられています。
すでに同クラブのスポーツディレクター陣が三笘選手の代理人と面談を行っており、選手本人も移籍に前向きな姿勢を見せているとのことです。
三笘選手は、主力ウィンガーであるレロイ・サネ選手やキングスレイ・コマン選手の後任候補として、補強リストの上位にリストアップされている模様です。現段階では正式なオファーは届いていないものの、交渉が進展する可能性は十分にあります。
高額移籍金が交渉の鍵に
三笘選手の移籍金は、ブライトン側が当初5,000万ユーロ(約81億円)を要求しているとされ、場合によっては5,500万ユーロ(約96億円)にまで上昇するとも言われています。この金額は、韓国代表DFキム・ミンジェ選手の持つアジア人最高額記録(5,000万ユーロ)を上回る可能性があり、世界的にも注目されています。
しかし、ブライトンは三笘選手との契約を2027年まで結んでおり、引き留めにも強い姿勢を見せていることから、交渉は容易ではないとの見方も出ています。これまでにもアレクシス・マック・アリスター選手やモイセス・カイセド選手などを高額で売却してきたブライトンですが、三笘選手については例外的に残留を強く望んでいるようです。
アーセナルなども参戦か
バイエルンに加えて、イングランドの強豪アーセナルも三笘選手に関心を寄せていると報道されています。
今季のアーセナルは得点力不足が深刻で、1924年以来初めてプレミアリーグで2ケタ得点の選手が一人もいないシーズンとなりました。そのため、ウィンガーやストライカーの補強が急務であり、三笘選手の獲得がその一手として注目されているようです。
また、サウジアラビアのクラブも水面下で関心を示しており、三笘選手の去就は欧州と中東を巻き込んだ争奪戦に発展する可能性があります。
💥🏴アーセナルが三笘薫を補強候補に
・バイエルンも三笘を補強候補リスト入り
・アーセナルは様々なWGの補強を検討
・アーセナルの夢の補強はロドリゴ
・ロドリゴの年俸要求により交渉は難航中ソース @SkySportDE pic.twitter.com/tbSgk8bd8P
— Madridista 92:48 (@RMCF_Minuto93) May 25, 2025
バイエルン移籍へのライバル候補
バイエルンは、三笘選手に加えてリヴァプール所属のコーディ・ガクポ選手や、ミランのラファエウ・レオン選手にも関心を持っているとされています。ガクポ選手の移籍金も5,000〜6,000万ユーロ(約81億〜97億円)と予想されており、クラブの最終判断はサネ選手やコマン選手の去就に左右される可能性があります。
そのため、三笘選手がバイエルンの「最終的な選択肢」となるかどうかは、今後のチーム編成の動き次第となりそうです。
年齢や費用対効果への懸念も
三笘選手がすでに28歳であることもあり、長期的な投資とするにはリスクがあるとの声も一部ファンから上がっています。特に、移籍金がアジア人選手史上最高額に迫る水準であることから、「費用対効果」に疑問を投げかける声も出てきています。
それでも、ドリブルやスピードに加え、ゴール前での決定力も備える三笘選手は即戦力として高く評価されており、多くのクラブがその実力に注目しているのは間違いありません。
来季の所属先はどこに?
プレミアリーグでの大活躍を経て、いよいよビッグクラブへの移籍が現実味を帯びてきた三笘薫選手。バイエルン・ミュンヘンをはじめ、複数の強豪クラブが動きを見せる中で、今夏の移籍市場の主役の一人になる可能性が高まっています。
日本人ウィンガーが次に舞台に選ぶのは、ブンデスリーガの名門か、プレミアのライバルか、それとも別の選択肢か。三笘選手の決断と、それを巡る駆け引きから、今後も目が離せません。
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