久保建英選手が代理人変更で移籍が加速？リバプール・アーセナルなどが関心

スペイン1部レアル・ソシエダードに所属する日本代表MF久保建英選手は、最近代理人の変更を行うことにより、移籍市場での動きに大きな影響を与える可能性が出てきました。この記事ではその内容について記しています。

久保建英選手のステップアップは？
代理人変更
レアル・ソシエダは満額要求
ビッグクラブからの関心
今季の成績低下の影響
2025年夏の久保選手の決断は？

久保建英選手のステップアップは？

レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英選手（23歳）の、2025年夏に向けた移籍の動きが加速しています。

複数の欧州ビッグクラブからの関心が報じられる中、代理人の変更やクラブ側の移籍金に関する方針など、様々な情報が飛び交っています。久保選手はステップアップを果たすことができるのでしょうか。

代理人変更

久保選手は最近、ドイツの大手代理人事務所「Sports360」と新たに代理人契約を結びました。

スペインメディア「DESMARQUE」は、この動きを「日本人は重要な決断を下した。これは夏の移籍を見越した一歩となる」と報じており、今夏の退団を見据えた布石との見方が強まっています。

この代理人変更について、レアル・ソシエダ番記者で25年のキャリアを持つミケル・レカルデ氏は、「移籍の動きを探っている可能性が高い」と明言しています。同時に、「クラブは契約改善を検討していないし、現段階で交渉の動きもない」と、契約更新の可能性を否定しました。久保選手の前代理人も毎年移籍を画策していたという裏話もあり、今回の代理人交代が移籍への意図を示すものと見られています。

レアル・ソシエダは満額要求

久保選手の移籍先として、イングランド・プレミアリーグのリバプールやアーセナルなどが獲得に動いていると報じられています。

しかし、レアル・ソシエダは久保選手に設定している契約解除金6000万ユーロ（約98億1729万円）の満額を要求する方針だと地元メディア「DIARIO VASCO」が伝えています。

この高額な契約解除金は、かねてより「高額」との指摘も出ていましたが、クラブは値引き交渉などに応じない姿勢を見せています。これは、久保選手の移籍金のうち50%を古巣レアル・マドリードが得る契約となっているため、レアル・ソシエダとしては残りの約48億9000万円の収入を確保するために、満額回答を求めていると見られています。

ビッグクラブからの関心

イギリスの『Sport Witness』は、スペイン『AS』の報道を引用する形で、久保選手がすでにプレミアリーグのアーセナルとリバプールと接触したと報じています。今週中には新たな代理人がソシエダと会談することになっており、これが移籍の鍵を握る可能性も指摘されています。

しかし、これらのビッグクラブが6000万ユーロ（約98億1729万円）の契約解除条項を行使する意思があるかどうかは現時点では不明です。また、リバプールにはモハメド・サラー選手、アーセナルにはブカヨ・サカ選手という絶対的な右ウイングの選手がおり、久保選手が移籍した場合、控え選手の立場となる可能性も報じられています。

その他にも、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、ドイツの強豪レバークーゼンなど、多くの欧州クラブが久保選手への関心を持っていると報じられています。

【移籍への準備？】

久保建英が新たな代理人として「Sport360」と契約し、来週から自身の将来を検討していく予定とロマーノ氏が報道🇯🇵🚨

今夏にも移籍の可能性がありそうな報道に🔥

👤@FabrizioRomano pic.twitter.com/pNQQGQYc0w

— Fooootest（サッカーブログ） (@Fooootest) May 25, 2025

今季の成績低下の影響

久保選手は今シーズン、レアル・ソシエダ加入後、最低となるリーグ戦5得点に留まりました。

2月23日の試合以降、約3か月間ゴールがなく、過去に目標としていたシーズン二桁得点には届きませんでした。ある選手代理人は、「久保君をほしいという欧州ビッグクラブは可能性としてはあるんだろうけど、今季はもうひとつ物足りない結果（今季リーグ5得点）だから。ビッグクラブともなれば、その辺りが移籍の障害になる懸念があるのでは」と指摘しています。

元日本代表FW三浦知良選手（JFL鈴鹿）の代理人を務めた田路雅朗氏も、「ビッグクラブに行けるのは各国リーグでトップ級の結果を残した選手です」と話しており、今季の成績は久保選手のビッグクラブ移籍において懸念材料となる可能性があります。