2025年1月19日、ブライトン所属の日本代表MF三笘薫選手が、プレミアリーグにおいて日本人最多得点記録を更新するという偉業を達成しました。ブライトン公式X(旧ツイッター)では、三笘選手のこれまでの全15得点の動画を一挙公開し、大きな話題となっています。この記事は、動画公開内容とこの歴史的な記録達成の内容について記しています。
三笘薫選手のブライトンでの活躍と記録達成までの道のり
三笘選手は、J1川崎フロンターレから2021年8月にブライトンへ完全移籍。
ベルギーへの期限付き移籍を経て、2022-23シーズンからブライトンで本格的に活躍を始めました。
プレミアリーグ初ゴールは、2022年11月5日のウルヴァーハンプトン戦。
そして、2025年1月19日のマンチェスター・ユナイテッド戦で記念すべき通算15点目を記録し、岡崎慎司氏の記録を塗り替え、日本人最多得点記録保持者となりました。
ブライトンが三笘選手のプレミア全15得点の動画を公開!
この偉業を称え、ブライトン公式X(旧ツイッター)では「三笘の全15発」と題した以下のゴール集動画を公開。9分24秒に及び、永久に保存できる内容となっています。
Sit back, relax and enjoy all 1⃣5⃣ goals scored by Japan’s record @PremierLeague goalscorer! 🤩 pic.twitter.com/MIhojB6kgR
— Brighton & Hove Albion (@OfficialBHAFC) January 23, 2025
ファンからはこの動画に対し、以下のような熱いコメントが寄せられています。
- 「ブライトンは彼がいて幸運だよ」
- 「ミトマは最高の選手だ」
- 「三笘選手、通算15ゴールおめでとうございます!日本人として誇らしいですし、毎試合楽しませ てもらってます。これからもケガなく素晴らしいプレーを期待しています!」
- 「三笘薫のプレミアリーグでの全15ゴールを振り返るなんて最高ですね!スピードと技巧で魅了し続ける彼は、日本の誇りそのもの。これからの活躍も楽しみです!」
- 「どのゴールもスピード感があってイイネ」
- 「三笘が点を取るときって、誰かがインナーラップかけてゴール前にスペースを空けてくれる時が多いということがよくわかった。これはチームが徹底すべきだな。」
- 「こうしてみると最初の頃は1人しかついてないしところどころ完全フリーになってるのがよく分かるなぁ」
- 「アナウンサーは三笘って言ってるんだろうけど、「めっちゃ上手(うま)」にしか聞こえんw」
- 「何気にヘッド多い」
- 「ビッグクラブからもちゃんと決めてるのが良いねえ」
- 「ウルヴス戦のゴボウ抜きのDon’t think, feel!がめっちゃ好き、1番好きなゴールやなぁ」
これらのコメントからも、三笘選手がいかに多くのファンに愛され、期待されているかが分かります。
全15得点の内訳とプレースタイルの分析
三笘選手のプレミアリーグでの15得点を分析すると、右足ゴールが11点、ヘディングが4点となっています。タッチ数では、1タッチゴールが10点、2タッチが2点、3タッチ以上が3点です。
ドリブル突破が最大の武器であることは周知の事実ですが、ヘディングやワンタッチでのゴールも多く、多彩な得点パターンを持っていることが分かります。
三笘選手の得点位置を分析すると、全得点の87%(13点)がペナルティーボックス内からのものです。
特に今季の5点は全てワンタッチゴールであり、ボックス内での嗅覚とポジショニングの良さが際立っています。
このことから、彼のプレーがドリブラーとしてのチャンスメークだけでなく、ボックス内での動きや駆け引きにも進化していることがわかります。
英語で「Fox in the box(フォックス・イン・ザ・ボックス)」と呼ばれる、ずる賢いキツネのような狡猾な動きでゴール前に現れる、ストライカー的なプレースタイルが目立ちます。
一方で、左足でのゴールはまだ記録されておらず、今後の更なる成長に期待がかかります。
三笘選手のプレミアリーグ全得点(Pはペナルティーエリア)
得点 | 年 月日 | 対戦 チーム | H A | 勝敗 | 得点 時間 | 部位 | タッ チ数 | P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 22. 11.5 | ウルバー ハンプトン | A | 3◯2 | 前44 | 頭 | 1 | 内 |
2 | 22. 12.31 | アーセナル | H | 2⚫4 | 後20 | 右足 | 2 | 内 |
3 | 23. 1.3 | エバートン | A | 4◯1 | 前14 | 右足 | 3 | 内 |
4 | 23. 1.21 | レスター | A | 2△2 | 前27 | 右足 | 7 | 外 |
5 | 23. 2.4 | ボーンマス | H | 1◯0 | 後42 | 頭 | 1 | 内 |
6 | 23. 3.4 | ウエスト ハム | H | 4◯0 | 後24 | 右足 | 1 | 内 |
7 | 23. 4.1 | ブレント フォード | H | 3△3 | 前21 | 右足 | 1 | 外 |
8 | 23. 8.19 | ウルバー ハンプトン | A | 4◯1 | 前15 | 右足 | 9 | 内 |
9 | 23. 9.24 | ボーンマス | H | 3◯1 | 後1 | 右足 | 2 | 内 |
10 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 後32 | 頭 | 1 | 内 |
11 | 24. 8.17 | エバートン | A | 3◯0 | 前25 | 右足 | 1 | 内 |
12 | 24. 11.23 | ボーンマス | A | 2◯1 | 後4 | 右足 | 1 | 内 |
13 | 24. 11.29 | サウ サンプトン | H | 1△1 | 前29 | 頭 | 1 | 内 |
14 | 25. 1.16 | イプス ウィッチ | A | 2◯0 | 後14 | 右足 | 1 | 内 |
15 | 25. 1.19 | マンチェ スターU | A | 3◯1 | 後15 | 右足 | 1 | 内 |
マンチェスター・ユナイテッド戦での活躍と新たな伝説
特に記憶に新しいのは、マンチェスター・ユナイテッド戦での活躍です。
この試合で三笘選手は、後半15分に決勝点を挙げ、チームを勝利に導きました。このゴールで日本人最多得点記録を更新しただけでなく、前半5分にはアシストも記録し、3-1の勝利に大きく貢献しました。
名門マンチェスター・ユナイテッド相手に、しかもオールド・トラッフォードという舞台で決定的な活躍を見せたことは、まさに新たな伝説と言えるでしょう。
試合後、三笘選手は「もっとゴールを取り、勝利に貢献しないと試合に出られない。まずは試合に出続けることが重要」とコメントし、日本人選手としての枠を超えたさらなる高みを目指している姿勢を示しました。
アシスト数でも日本人最多記録を保持
三笘選手は、日本人最多得点記録の更新に加え、アシスト数でも日本人最多記録を保持しています。
また、アジア人選手の中では、得点数が元韓国代表MFキ・ソンヨンと並んで4位タイ、アシスト数は単独3位となっています。アジアのトッププレーヤーとしての地位を確立しつつあります。
プレミアリーグ日本人選手の記録
以下に、2025年1月19日現在での、プレミアリーグにおける日本人選手の記録をまとめておきます。
得点数
- 1位 三笘薫(15得点)
- 2位 岡崎慎司(14得点)
- 3位 吉田麻也(6得点)
- 3位 南野拓実(6得点)
- 3位 香川真司(6得点)
アシスト数
- 1位 三笘薫(12アシスト)
- 2位 香川真司(6アシスト)
- 2位 稲本潤一(6アシスト)
- 4位 岡崎慎司(4アシスト)
- 5位 冨安健洋(3アシスト)
出場数
- 1位 吉田麻也(154試合)
- 2位 岡崎慎司(114試合)
- 3位 三笘薫(74試合)
- 4位 稲本潤一(66試合)
- 5位 冨安健洋(65試合)
- 6位 南野拓実(40試合)
- 7位 香川真司(38試合)
- 8位 遠藤航(37試合)
- 9位 武藤嘉紀(25試合)
- 10位 中田英寿(21試合)
これらの記録からも、三笘選手がプレミアリーグにおいて傑出した成績を残しているかが分かります。今後の更なる活躍を期待し、応援していきたいと思います。
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