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日本代表FW古橋亨梧選手、バーミンガム・シティで再起なるか!?指揮官と元監督が語る期待と可能性

日本代表の古橋亨梧選手が、フランスのレンヌからイングランド2部のバーミンガム・シティFCへ完全移籍。セルティックで輝かしい実績を持つ一方、レンヌでは苦戦していたため、今回の移籍は再起をかけた挑戦となります。バーミンガムのデイヴィス監督や元セルティック監督のストラカン氏も、古橋選手の能力に大きな期待を寄せています。この記事では古橋選手の再起について記しています。

日本代表FW古橋亨梧選手の再起

日本代表のFW古橋亨梧選手が、フランスのスタッド・レンヌからイングランド2部のバーミンガム・シティFCへと完全移籍を果たしました。

セルティック時代に数々の輝かしい実績を残しながらも、レンヌでは不本意なシーズンを送った古橋選手にとって、この新天地での挑戦はまさに「再起」をかけたものとなるでしょう。

バーミンガムのクリス・デイヴィス監督、そして元セルティック監督のゴードン・ストラカン氏が、古橋選手への大きな期待と、その能力を最大限に引き出すためのビジョンを語っています。

セルティックの元エースが再挑戦

2021年夏にセルティックへ加入した古橋選手は、瞬く間にチームのエースへと成長しました。在籍中に通算165試合で85ゴールという驚異的な得点数を記録し、2022-23シーズンにはリーグ得点王と最優秀選手に輝くなど、数々の個人タイトルを獲得。スコットランドの地でその名を轟かせました。

しかし、今年1月にステップアップを目指し移籍したフランスのレンヌでは、出場機会に恵まれず、公式戦6試合で無得点と苦しい半年間を過ごしました。慣れない環境やチーム戦術への適応に時間を要した結果、本来の輝きを放つことができませんでした。

そんな古橋選手に手を差し伸べたのが、昨季EFLリーグ1(イングランド3部)で優勝し、今季から英2部チャンピオンシップへと昇格を果たしたバーミンガム・シティです。報道によると、移籍金は1000万ポンド(約19億7000万円)から1200万ユーロ(約20億円)とされ、クラブがいかに古橋選手を高く評価しているかが伺えます。契約期間は2028年までの3年契約が締結されており、古橋選手も「ここに来られて本当にうれしいですし、これからが楽しみ。皆さんとともに頑張って行けたらと思います」とコメントを発表しています。バーミンガムには、セルティック時代の同僚であるMF岩田智輝選手も在籍しており、再びチームメイトとして共に戦うことになります。

(Xより引用)

元監督が語る古橋選手の真価

古橋選手をセルティック時代に指導した経験を持つゴードン・ストラカン氏は、古橋選手の獲得について興奮を隠せない様子で語っています。

ストラカン氏は古橋選手を「本当に素晴らしい選手だ」と絶賛し、「彼のプレーを見たら、バーミンガムのサポーターは誰もが驚くはずだよ。あれだけ走る選手は見たことがないだろう」と語っています。単に走り回るだけでなく、「彼には走る目的がある。彼の頭の中には、どうやって相手の裏を取るかという意識が常にある」と、その戦術眼と得点への嗅覚を高く評価しています。

さらに、古橋選手の特徴を最大限に活かすためには、中盤の選手が彼の動きを察知し、裏へのパスを供給することが重要だと指摘。「彼は一度抜けたら止められない。フィニッシュの精度も高く、何よりサッカーに取り組む姿勢が素晴らしい」と、そのプロフェッショナルな姿勢にも太鼓判を押しています。

レンヌでの苦戦についても、「セルティックほどレンヌに支配力がなかったから苦労した。出場時間も限られたし、スカウトや首脳陣との間に認識のズレがあったのかもしれない。だからうまくいかなかったんだ」と分析しています。そして、「彼には、ボールを持つ時間が長くて、中盤が彼の動きを察知できるようなチームが必要だ」と述べ、バーミンガムのサッカーが古橋選手にフィットする可能性を示唆しています。

指揮官の期待と起用プラン

バーミンガム・シティのクリス・デイヴィス監督もまた、古橋選手への大きな期待を寄せています。指揮官は、「1年前なら、絶対に(獲得の)チャンスはなかっただろう。彼はセルティックのエースだったからね。しかし彼はフランスでの生活に馴染めないところがあり、我々はそこにチャンスを見出した」と、古橋選手獲得の経緯を明かしています。

デイヴィス監督は、古橋選手が自身のプレースタイルに「ぴったり」だと断言しており、「プレッシャーをかけられるし、アグレッシブでスピードもある。それに本当に優れたフィニッシャーだ」と、その能力を高く評価しています。古橋選手は7月20日の練習試合でバーミンガム加入後初出場を果たし、デイヴィス監督は「彼の鋭いプレーと両足でのフィニッシュには勇気づけられた」と語り、フィットネスの向上にも期待を寄せています。

また、バーミンガムには昨季3部で19ゴールを挙げた22歳の大型FW、ジェイ・スタンスフィールド選手も在籍しています。デイヴィス監督は、古橋選手とスタンスフィールド選手の2トップを組ませる可能性も示唆しており、「彼らは9番、10番の役割で一緒にプレイできるし、エネルギーレベルを上げるために時々ターンオーバーすることもできる」と、攻撃の選択肢を増やす狙いがあることを明かしています。

プレミアリーグ昇格を目指すバーミンガムにとって、攻撃力は不可欠な要素です。指揮官は「2部で本当に影響力を発揮するには攻撃力が欠かせず、90分にわたって複数の攻撃の脅威が必要となる」と語り、古橋選手とスタンスフィールド選手の2トップがチームの「生命線」となる可能性も十分にあります。

古橋選手自身も「大きい試合になればなるほど燃えます。チームメートみんなが支えてくれてゴールを取ってきた。それをみんなと一緒にここでもできたらと思っているので、僕のゴールでチーム、ファンを元気にできたらと思います」と、新天地での活躍に意欲を燃やしています。

古橋亨梧選手がバーミンガム・シティでセルティック時代の輝きを取り戻し、チームのプレミアリーグ昇格に貢献できるか、その活躍に注目が集まります。

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