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日本代表DF渡辺剛選手が、ヘントからフェイエノールトへ完全移籍!オランダの名門で新たな挑戦へ

日本代表DF渡辺剛選手が、ベルギー1部のKAAヘントからオランダ1部の強豪フェイエノールトへ完全移籍することが正式に決定しました。現地時間7月23日、フェイエノールトは渡辺選手との契約締結を発表。この記事ではその内容について書いています。

フェイエノールト移籍でFW上田選手と共闘

日本代表ディフェンダー、渡辺剛選手(28)のオランダ1部リーグ、フェイエノールトへの完全移籍が正式に決定いたしました。ベルギーのヘントでの目覚ましい活躍が評価され、待望のステップアップとなります。

フェイエノールトでは、すでに日本代表のチームメイトであるFW上田綺世選手との共闘が実現することになり、日本人選手の活躍がますます期待されます

欧州での躍進

渡辺選手は、中央大学から2019年にFC東京へ加入後、すぐに主力として頭角を現しました。そして2022年1月にはベルギーのKVコルトレイクへ移籍し、欧州での挑戦をスタートさせます。コルトレイクでは瞬く間に守備の要となり、そのわずか1年半後の2023年夏には、ベルギーの強豪ヘントへとステップアップを果たしました。

ヘントでの2年間は、まさに渡辺選手にとって飛躍の時でした。公式戦100試合に出場し、特に昨シーズンは公式戦48試合でピッチに立ち、多くの試合でキャプテンマークを巻くなど、リーダーシップも発揮しました。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでは強豪チェルシー相手にゴールを挙げるなど、その存在感は際立っていました。

このような目覚ましい活躍は、当然ながら欧州のビッグクラブのスカウト陣の目に留まります。その中でも特に熱心な関心を示したのが、オランダの名門フェイエノールトでした。

移籍交渉の紆余曲折

渡辺選手への関心は今年の4月頃から報じられていましたが、当初はヘント側が高額な移籍金を要求したため、交渉は一時的に決裂したとも伝えられていました。しかし、フェイエノールトが所属ディフェンダーのダーヴィド・ハンツコ選手の移籍の可能性に直面したことや、チームの補強が急務となったことから、渡辺選手への関心が再燃。粘り強い交渉の結果、事態は一気に進展しました。

移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏が「here we go」と報じたように、交渉は順調に進み、7月22日にはメディカルチェックが実施されました。そして翌23日、ついにフェイエノールトが渡辺選手の獲得を正式に発表。両者は2029年夏までの4年契約を締結しました。

移籍金は、ロマーノ氏によると総額900万ユーロ(日本円で約16億円)に上るとされており、その評価の高さがうかがえます。渡辺選手の背番号はまだ発表されていませんが、近日中に公表される予定です。

(Xより引用)

渡辺選手のコメント

フェイエノールトへの加入が決定した渡辺選手は、クラブの公式サイトを通じて喜びのコメントを発表しています。

「移籍が実現して本当にうれしいですし、正式にフェイエノールトの選手になりました。フェイエノールトはたくさんの歴史のある素晴らしいクラブで、常にトロフィーのために戦うクラブです」と語り、名門クラブの一員となれたことに大きな喜びと誇りを示しました。

また、「ロッテルダムには、代表チームメイトの上田綺世もいます。デ・カイプ(フェイエノールト・スタジアム)のピッチに立ち、サポーターに挨拶することが待ちきれません」と、すでに所属している上田選手との共演を心待ちにしている様子です。オランダ代表のレジェンドであるロビン・ファン・ペルシ監督が指揮を執るチームで、渡辺選手がどのような活躍を見せてくれるのか、今から非常に楽しみです。

フェイエノールトは昨シーズン、オランダリーグのエールディヴィジで3位フィニッシュを飾った強豪です。過去には小野伸二選手や宮市亮選手といった日本人選手も在籍した歴史があり、日本との縁も深いクラブです。

古巣への連帯貢献金

今回の渡辺選手の移籍によって、過去に同選手が所属していたクラブや育成機関には、「連帯貢献金」が支払われる見込みです。これは、選手のキャリア形成に貢献したクラブに支払われる国際的なルールに基づいたもので、今回の移籍金900万ユーロ(約16億円)に応じて分配されます。

ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、古巣のFC東京には移籍金の1.25%にあたる約11万2,500ユーロ(約1,940万円)が支払われる模様です。

さらに、渡辺選手の成長を支えた様々な育成機関にも連帯貢献金が支払われます。中央大学には移籍金の2%にあたる18万ユーロ(約3,100万円)、山梨学院高校には1.5%にあたる13万5,000ユーロ(約2,330万円)、そして小学生時代に所属した大袋FCには0.25%にあたる2万2,500ユーロ(約360万円)が支払われると見込まれています。

これらの連帯貢献金は、渡辺選手のこれまでの努力と活躍が、彼を支えてきた多くの人々や組織の努力の結晶であることを示しています。彼らの手によって、日本のサッカー界の発展に貢献する若手選手の育成に繋がっていくことでしょう。

渡辺選手の新たな挑戦が始まるフェイエノールトでの活躍に、日本のサッカーファンが大きな期待を寄せています。

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