リバプールの日本代表MF遠藤航選手が、現地時間1月29日に行われたPSV(アイントホーフェン)戦で今季CL(リーグフェーズ第8節)初先発を飾りました。この記事では遠藤選手の試合でのパーフォーマンスと試合結果についてまとめています。
遠藤選手はアンカーに配置
チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第8節(最終節)が現地時間1月29日に行われ、PSV(オランダ)とリバプール(イングランド)が対戦しました。
リバプールはここまで7戦全勝で首位を独走していましたが、この試合では多くの主力選手が招集メンバーから外れる中、日本代表MF遠藤選手が今大会初の先発出場を果たしました。
アンカーに配置された遠藤選手は、前半序盤から鋭いインターセプトやボール奪取で存在感を発揮しました。
試合は一進一退の攻防が続き、リバプールは28分にガクポのPKで先制点を挙げますが、35分にバカヨコの華麗な個人技でPSVが同点に追いつきます。
— 遠藤 航 (Wataru Endo) (@wataru0209) December 18, 2024
遠藤選手のロングボールから勝越し弾、痛恨の失点関与
それでも40分、遠藤が中盤でパスを受け、前線に絶妙なロングボールを送ります。
これに反応したガクポがキープし、こぼれ球をキエーザが強烈なボレーシュート。
GKに弾かれたものの、セカンドボールをエリオットが冷静にシュートし、リバプールが再びリードを奪います。
しかし、前半終了間際の45分に遠藤選手が中盤でボールを奪われ、PSVのカウンターを許すと、最後はサイバリにニアを射抜かれ、同点に追いつかれてしまいます。
後半はセンターバックでキャプテンマークを巻く
後半は互いに攻め手を欠き、こう着した展開が続きます。
リバプールは若手選手を積極的に投入し、遠藤選手はCBにポジションを移すと、なんとキャプテンマークを巻いてプレーしました。
これは、国内カップ戦2試合に続き、欧州CLでも初めてのことであり、遠藤選手のチームからの信頼の厚さがうかがえます。
試合はPSVが勝利、遠藤選手はフル出場
試合は終盤にPSVが逆転ゴールを決め、3-2でPSVが勝利しました。
遠藤選手はフル出場を果たしましたが、痛恨の失点に関与してしまい、複雑な表情を浮かべていました。
リバプールは首位通過、決勝トーナメントに期待
リバプールは敗れたものの、首位通過を果たし、決勝トーナメントに進出します。
ラウンド16では、プレーオフを勝ち抜いたチームと対戦することになります。
この試合の遠藤選手の評価は?
この試合での遠藤選手は、攻守に奮闘し、持ち味のインターセプトやボール奪取で貢献しました。
しかし、失点に絡んでしまったことは悔やまれます。
それでも、CBとしてキャプテンマークを巻くなど、チームからの信頼は厚く、今後の活躍に期待がかかります。
試合前から予想されてた初スタメン
今回のPSV戦はリバプールが決勝トーナメント進出を決めた後の試合であり、主力を温存しながら遠藤選手を先発起用したとみられます。
英メディア「ラウジング・ザ・コップ」は
「アルネ・スロットは遠藤をPSV戦で先発起用するだろう」と予想し、その根拠として「遠藤の試合に臨む姿勢と、ベンチスタートからでも素晴らしいプレーができること考えると、PSVで先発出場する価値があります。首位で臨むのでPSV戦は引き分けさえすればいい。ビッグスターの選手を何人か休ませる余裕がります。」
と説明していました。
現地メディアの遠藤選手への一般的評価
この試合前に、現地メディア「アンフィールドインデックス」は、遠藤選手のこれまでの活躍を称賛していました。
「リバプールのファンにとって、遠藤航がプレミアリーグに挑戦し、それに適応しながら成長を続けている姿は非常に刺激的です。彼の歩みは、クラブが国際的な才能を効果的に活かす能力の証でもあります。」
と、サポーターに愛されていることを言及しています。
また、「遠藤の中盤や守備での存在感を考えると、リバプールでの未来は非常に明るいと言えます。これまでの歩みを振り返ると、プレミアリーグや欧州の舞台で成功を収めるうえで、重要な役割を果たす可能性が高いでしょう。シンプルなプレースタイルと優れた戦術眼を持つ彼のプレーは、スロット監督のもとでリバプールが成功するための理想的なモデルとなるかもしれません。」
と、評価していました。
今後の活躍に注目
試合に敗れ、苦い経験もしましたが、遠藤選手は今回の試合で、CL初先発を果たし、キャプテンも務めるなど、リバプールでの存在感を高めています。
今後、チームの中心選手として活躍していくことが期待されます。
コメント