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11/18サッカー日本代表VSボリビア代表 森保監督100試合目を3発快勝!

サッカー日本代表は11月18日、ボリビア代表と国立競技場で国際親善試合を戦い、3-0で勝利しました。この記事ではその内容をまとめています。

年内ラストマッチを3連勝

国際Aマッチ通算100試合目という森保一監督にとって記念すべき一戦となった「キリンチャレンジカップ2025」、ボリビア代表戦。FIFAワールドカップ26アジア最終予選を首位で突破し、8大会連続8度目のW杯出場を決めた日本代表(FIFAランキング19位)が、年内最終戦で南米予選を戦い抜いたボリビア代表(FIFAランキング76位)と対戦しました。

ガーナ戦に続く連勝で2025年を締めくくりたい日本は、結果的に3-0の快勝を収め、国際Aマッチ3連勝。内容面では課題も残しつつも、タフな試合を無失点で勝ち切るというチームの成長と、途中交代選手による見事な流れの転換を証明する一戦となりました。

スターティングメンバー

森保一監督は、ガーナ代表戦からスタメンの7名を入れ替え、新たな組み合わせを試しながらチーム力の底上げを図りました。布陣は3-4-2-1。メンバーは以下のとおりです。

  • GK:早川友基
  • DF:板倉滉、谷口彰悟、瀬古歩夢
  • MF:菅原由勢(→46分 堂安律)、遠藤航、鎌田大地(→77分 藤田譲瑠チマ)、前田大然(→82分 後藤啓介)、久保建英(→67分 町野修斗)、南野拓実(→67分 中村敬斗)
  • FW:小川航基(→67分 上田綺世)

スタメンの中では、久保選手や南野選手、遠藤選手らが2試合連続で起用され、軸となる選手たちの戦術理解度を高めつつ、新戦力の連携も確認する狙いが見えました。

試合の流れとポイント

前半

鎌田選手の先制弾でスタート

試合はキックオフ直後から日本が主導権を握りました。4分、遠藤選手が中盤でインターセプトすると、右サイドへ展開。久保選手が得意のドリブルで縦に運び、落ち着いてクロスボールを供給します。ペナルティエリア左に入っていた鎌田選手が胸でトラップし、落ち着いて左足で合わせてゴール右隅へ沈めました。

(Xより引用)

このシーンで特筆すべきは、前田選手の動きです。鎌田選手がシュートを打つ瞬間、前田選手は相手DFに身体をぶつけてスペースを作り、鎌田選手がフリーで踏み込める状況を作り出していました。得点に直接関わらなくても、味方のゴールを引き寄せる走りや献身性が光った瞬間でした。

その後も日本は右サイドを中心に効果的な攻撃を展開します。22分には久保選手のスルーパスに菅原選手が走りこみ、ニアへ鋭いクロス。小川選手が頭で合わせたものの相手GKの指先に阻まれ、クロスバーに直撃。こぼれ球を南野選手がシュートしましたが、これは決まりませんでした。

ボリビアが反撃も日本が堅守

前半終盤にはボリビアがカウンターからチャンスを作りかけます。ナバの鋭いドリブルやテルセロスの直接FKなど、南米らしい個の力を見せましたが、日本の守備陣は集中力を切らさず対応。決定機と呼べる場面は作らせず、1-0で前半を折り返しました。

後半

交代策が完全的中

後半開始早々、森保監督は菅原選手に代えて堂安律選手を投入。これにより右サイドの攻撃が活性化し、攻撃テンポが再び上がります。しかしボリビアのミドルブロックに対し、日本はしばらく決定機を作れず、試合は膠着気味に。

試合を動かしたのは67分の“三枚替え”でした。「小川選手、南野選手、久保選手 → 上田選手、中村選手、町野選手」。この交代が試合の流れを一気に日本へ引き寄せます。

71分、堂安選手が右サイド外側から絶妙なパスを送り、中村選手が右のポケットに侵入。中村選手はダイレクトでマイナス方向に折り返すと、中央に走り込んでいた町野選手がワンタッチで押し込み、日本が2点目を獲得しました。

(Xより引用)

中村選手のゴールで試合を決める

勢いに乗った日本は78分、さらに追加点を奪います。瀬古選手からの縦パスを上田選手が完璧なボディバランスで収め、左サイドへ抜け出すとタイミング良くラストパス。これを受けた中村選手が巧みなタッチで相手をかわし、強烈な右足シュートをゴールへ突き刺しました。

(Xより引用)

交代組がすべて結果を残す理想的な展開で、日本は勝利をほぼ手中に収めました。

試合内容の評価と分析

今回の試合は、「チーム力の底上げ」「複数の攻撃パターン」「交代策の的中」という点で非常に大きな価値を持つ一戦でした。

日本の「試合巧者ぶり」が光る

序盤で先制した後、前半のうちに追加点を奪えなかったことで難しい展開となりましたが、焦れずに堅実に試合を進めた点はワールドカップ本大会を見据える上で重要な収穫です。特に守備陣は、相手の個の力を持った選手に対して冷静に対応し、危険なエリアでのミスを最小限に抑えました。

交代組が試合を変える

中村選手・上田選手・町野選手の3人は、それぞれが特長を発揮して連動性を生み、短時間で2得点に関与。

  • 中村選手は鋭いドリブルと決定力
  • 上田選手は収める力と裏抜け
  • 町野選手は走り込みのタイミングの良さ

これらが一気に噛み合ったことで、相手守備は完全に崩壊しました。

課題ありもベースは安定

ボリビアのミドルブロックに対して、前線からのプレスが空回りする時間帯もありましたが、攻守の切り替え速度、セーフティな判断、粘り強い守備といった“チームのベース”は非常に安定していました。

監督と選手のコメント

森保一監督

簡単ではない試合の中で、選手たちは集中力を切らさず、無失点で終えてくれました。100試合目という節目を勝利で迎えられたのは、選手・スタッフ・サポーターのおかげです。“誰が出ても勝てるチームづくり”が前進していると感じます。

DF谷口彰悟選手

ミスも多く反省点の多い試合でしたが、ゼロで抑えたことは評価できます。こういう苦しい試合を勝ち切ることが本大会につながります。

DF板倉滉選手

難しい展開でも崩れず戦えたことはポジティブです。ショートカウンターの対策はさらに高めていく必要があります。

MF 遠藤航選手

主導権を握る時間と守る時間の両方がありましたが、全体としては良い試合でした。監督の100試合目を勝利で終えられて良かったです。

FW町野修斗選手

指示が明確だったので入りやすかったです。中村選手や上田選手と連動して結果を出せたのは大きいと思います。

MF中村敬斗選手

ゴールもアシストも狙っていた形でした。上田選手が時間を作ってくれるので、よりゴールに向かうプレーができました。

MF 鎌田大地選手

得点できて良かったです。ゴールやアシストに絡むことを続けていきたいです。

MF久保建英選手

序盤は本当に良い入りでした。鎌田選手へのアシストはイメージ通りです。

2025年を3連勝で締めW杯本大会へ

森保監督の通算100試合目となった節目の試合は、3-0の快勝という最高の結果で終わりました。交代選手が次々と結果を出し、チームとしての厚みが増していることも明確に示されました。

これで日本代表は、「ブラジル戦(3-2) → ガーナ戦(2-0) → ボリビア戦(3-0)」と国際Aマッチ3連勝で2025年を締めくくりました。

次の代表戦は2026年3月。ワールドカップ本大会へ向け、日本代表がさらにどのような進化を遂げるのか、今後がますます楽しみです。

 

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