サッカー日本代表が2026W杯でベスト8の壁を突破し優勝をめざすための条件とは?吉田 麻也選手への新春インタビューの内容と感想(MC内田篤人氏&勝村信政氏)

サッカー日本代表前キャプテンの吉田麻也選手がTV番組でインタビューに答え、日本代表が2026W杯でベスト8の壁を突破し優勝をめざすための条件についてついて語りました。吉田選手は1月5日テレビ東京「FOOT×BRAIN」(MC勝村政信氏)、1月8日テレビ朝日「報道ステーション」(MC内田篤人氏)に出演。この記事はその具体的内容と筆者の銀あしの感想を記しました。

吉田麻也選手が考えるサッカー日本代表が2026W杯でベスト8の壁を突破する術(すべ)と優勝を目指す条件~1月5日テレビ東京「FOOT×BRAIN」(MC勝村政信氏)

史上最強と言われるサッカー日本代表を吉田麻也選手はどう感じている?

今ワールドカップアジア最終予選で5勝1分けと独走する森保ジャパンの強さについてはどう感じているのか?

吉田選手「とにもかくにも代表今強いっす。強くてよくないところ見つけるのが難しい状況です。ただ、これって、二年後のワールドカップに続くという保証はないわけで、その中で選手もチームも成長していかなきゃいけないなと思います。」

勝村氏「最強最強って昔もずっと最強って言われてきたじゃないですか。今ほんと最強ですよね。」

吉田選手「でも過去最強のチームにずっとなるのは正しい成長のプロセスだと思うんでそれはいいと思うんですよね。だから今が最強であるべきだと僕は思うんで、それがやっぱり日本のサッカーの成長だと思ってます。」

サッカー日本代表がW杯ベスト8の壁を破れる可能性

勝村氏「海外経験の多い選手が多いんで、どこの国の選手と戦っても何の違和感も無く、戸惑いもなく、ゴリゴリいけるじゃないですか。それなのに、ワールドカップになると、あのベスト8とかの壁を破れないって、破れそうじゃないですか。なんで破れないんですか?」

吉田選手「なんでですかね?」

勝村氏「お願いしますよ。」

吉田選手「次は破るでしょう。」

勝村氏「本当ですか?」

吉田選手「だってロシアでベルギー戦の90分の最後ギリギリまで行って、カタールで延長PKまで行って次は破れるでしょ。」

勝村氏「両方とも絶体いけたでしょ。」

吉田選手「はい行けました。あの両方出てるから分かります。行けました。」

勝村氏「行けたでしょ。なんで行けなかったんですか?」

吉田選手「僕がPK外したからですかね?」

勝村氏(ズッコケてから)「でもあそこら辺までは普通に行くようになりましたもんね。」

吉田選手「あそこまで行くのもカタールでは、特にドイツ、スペインを破るって、もう一回やれと言われても、何回できるか分からないような試合だと思うんですけど、まあ簡単じゃないけど、やっぱあのピリピリ感緊張感というのは選手としては唯一無二ですね。」

吉田選手が考えるサッカー日本代表がW杯ベスト8の壁を破る術(すべ)

ベスト8まであと一歩。その悔しさを二度経験した吉田選手は、壁を打ち破る術(すべ)をどう考えているのか?

吉田選手「チームとしてやっぱりボールを保持する時間を長くしたいですね。

ドイツ、スペインに勝ちはしたんですけど、ほとんど主導権を握られてほとんど守備を固めて、なんとかカウンターでっていう形だったんですけど、あれって自分たちが持つ時間が長ければ長いほど、試合って楽になってるじゃないですか。

だからその時間を1秒でも1分でも長くしていけば、余力を残して次のステージ次のラウンドで勝つことが戦うことができる。

僕すごい覚えてる。ロシアの時のベルギー戦、結構みんなもう疲労困憊だったんですよ。それを踏まえて、カタールの時は3試合目でそうとっかえして、ターンオバーを使って次に挑んだけれど、それでもやっぱりまだ疲労が蓄積されてて。

強豪のチーム、例えばスペインとかブラジルとかアルゼンチンとかって、最初の方とか、あれ?ちょっとまだ仕上がってないなみたいな感じじゃないですか。

ああいう余裕がある戦いができるようになったら、もう一個上のステージいくんじゃないかなと思って。

まあ、ポジションの時間を伸ばすことも大事ですね。ポセッションとかボール保持の時間。」

吉田選手が考えるサッカー日本代表がW杯で優勝を目指すために必要なこと

勝村氏「日本は最初から100で戦おうとするじゃないですか?海外の選手はこれでいいの?みたいな。だから優勝からの逆算なんですよね。

勝者にしかわからないメンタリティーですよね。この番組のテーマなんですけど、日本がワールドカップで優勝するためには、あとは何が必要なんでしょうか?」

日本がワールドカップで優勝するために必要なこと。

吉田選手「いや、もうこれって一つではないと思います。

たくさんの要素が増えれば増えるほど、勝つ要素が高まっていくので。ワールドカップで6点、7点取れるストライカーがいるとか。同じようなレベルの選手がどのポジションにもいるとか。

だから一つじゃないと思うんですけど、今やるべき事はやっぱり、多くの選手がヨーロッパのそのより高いレベルでコンスタント試合に出る。で、ワールドカップの強度だったり、プレッシャーが当たり前の状態で日々を過ごしているっていうのが大事だと。

昔の選手たちってワールドカップだ、頑張ろうって緊張してガチガチでやって足つるみたいなそういうのあったんですけど、今の選手たちはそれが少なくなってる。なんで、これをもっともっと増やすことが大事で。

とは言え、みんながみんな出れるわけじゃないですか。実際、今、遠藤も苦しんでるし、菅原も苦しんでるし、あの鎌田もまあちょっとチームもよくなかったりっていうのがあるんで、ここからじゃあ出れなかったら移籍します、『どうします?』とかチームの調子の良しあしだったりっていうので、いろいろ状況は変わってくる。

ここからどうですか、一年半ワールドカップまでの間にまだまだ競争はあると思うしまだまだこう不安要素は残ってると思うので、まあその一つ一つ潰していくことが大事だと思います。」

吉田選手へのインタビューの感想~1月5日テレビ東京「FOOT×BRAIN」(MC勝村政信氏)

銀あし
銀あし

吉田選手が言うように、やはり、ボール保持率を少しでも上げて、試合中に負担となるトランジションの回数を減らことが大切だと思われます。

銀あし
銀あし

そうやって、シュートまで持っていく機会を少しでも増やすことが重要。そして、出来れば先制できて逃げ切れれば、消耗は少ない。

銀あし
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ターンオーバーできるのが理想ですが、日本はターンオーバーすると戦力ダウン
することもあるので、ターンオーバーの見極めで森保監督の手腕が問われると思います。

 

予選突破を早く決めてサブ組主体での試合を増やすことが今後の課題だと思われます。

銀あし
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そして、やはりくじ運に恵まれる必要もあるのでしょう。

吉田麻也選手が考えるサッカー日本代表が2026W杯で結果を残すための準備と環境~ 1月8日テレビ朝日「報道ステーション」(MC内田篤人氏)

サッカー日本代表がW杯2026北中米カリブ海でベスト8以上を目指すための親善試合

来年2026年のワールドカップでベスト8以上を目指す日本。開催国アメリカを最も知る男、吉田麻也選手がそのヒントを教えてくれました。

吉田選手「僕絶対アメリカで試合をするべきだなと思いますね。」

内田氏「なんで?」

吉田選手「アメリカに行ったことがある選手が、ほとんどいないから。」

内田氏「確かにアメリカは行かないね。」

サッカー日本代表がW杯2026北中米カリブ海でベスト8以上を目指すための準備と環境条件

アメリカ、カナダメキシコで行われる来年のワールドカップ。西と東で4500キロ以上離れ、移動が過酷なだけでなく時差が3時間、6月の平均気温20度のバンクーバー、一方、平均気温35度にもなるモンテレーなど環境も様々なんです。

本大会前の準備の重要性を強調する吉田選手。実はそれを痛感した大会があります。 2014年度ブラジル大会当時史上最強と言われながらも、まさかのグループステージ敗退となりました。

吉田選手「ブラジルの時は逆に涼しい所にいて。そこから毎回暑い所に行って、みんな体が全然動かなかったっていう反省があるんで。それを踏まえて、そういう準備をして行くんだろうなと。」

ブラジル大会日本代表は快適な地域を拠点にしたものの、試合会場は高温多湿コンディション調整がうまくいかなかったといいます。

吉田選手「だからそういうのをやっぱ行って肌で感じないと。アメリカ大きいじゃないですか大きいキャンプ地を選ぶんだったら、真ん中あたりが一番両方に行きやすいのかなっていう。」

内田氏「なるほど。」

吉田選手「同時に真ん中がやっぱ過酷なんですよ。環境が暑いとまず暑い高地もある。だから真ん中に居ることで他が楽になる。ほかに行った時に楽になるのかな。そういうのは行かないと分かんないから。それを経験しに行くっていうのはすごい大事だなと思いますね。」

大会の結果を左右する準備。そのための時間をより多く作るために3月のバーレーン戦に勝って出場を決めることが重要となります。

吉田選手「日本代表としての良さを存分に発揮すれば。まあ、ベスト16の壁は確実に破れるし、先も見えてくるんじゃないかなと思います。またそこで僕が、何かしら、手助けできるんじゃないかなと思います。」

吉田選手へのインタビューの感想~1月8日テレビ朝日「報道ステーション」(MC内田篤人氏)

銀あし
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2014年のブラジルワールドカップで日本代表が苦戦した要因の一つとして、キャンプ地と試合会場の気候差や移動距離が挙げられています。

銀あし
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日本代表のキャンプ地はイトゥという比較的涼しい地域に設定されていましたが、試合会場の中には高温多湿の環境であるアマゾンの熱帯雨林地帯などが含まれており、選手たちは急激な気候変化に適応する必要が必要がありました。

 

また、ブラジルは国土が非常に広大であり、各試合会場間の移動距離が長く、疲労の蓄積も大きな問題となったようです。

銀あし
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さらに、試合に向けたコンディショニングや環境適応の準備が十分でなかったとも指摘されています。

銀あし
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これらの要因が重なり、日本代表は思うようなパフォーマンスを発揮できず、結果的にグループステージ敗退という結果に終わったと言えます。

銀あし
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吉田選手が言うように、2026年ワールドカップも開催国が広大で試合地ごとに多様な環境があるので、やはり、キャンプ地選びは非常に重要であると思われます。

 

予選突破を早く決めて、よいキャンプ地を選ぶとともにアメリカでの試合経験を
できるだけ積んで環境適応が求められる本番に備えることができればと思います。

 

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